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高血圧症

高血圧症は、安静にしている時の血圧が正常範囲を超えて、慢性的に高い状態が続く疾患です。日本では40歳以上の約2人に1人が該当すると言われており、放置すると血管に負担がかかり続け、脳卒中や心筋梗塞、腎臓病などの重篤な合併症を引き起こす原因となります。サイレントキラー(静かなる殺し屋)とも呼ばれる通り、初期段階では自覚症状がほとんどありません。そのため、健康診断などで血圧の高さを指摘された際、早めに受診してご自身の血管の状態を確認することが極めて重要です。

JR伊東駅から徒歩1分という立地にある、よこやまファミリークリニックでは、認定内科医の資格を持つ院長が患者さん一人ひとりのライフスタイルに合わせた診療を行っています。静岡県伊東市の地域のみなさんの健康を守るため、家庭血圧の正しい測り方から、無理のない生活習慣の改善、そして適切な薬物療法まで、丁寧で分かりやすい説明を心がけています。また、当院は救急科専門医としての経験も活かし、高血圧に伴う急な体調の変化にも柔軟に対応可能です。

高血圧の管理は、単に数値を下げることだけが目的ではありません。10年後、20年後も健やかに、ご自身らしい生活を続けていただくための大切なステップです。少しでも血圧が気になったら、まずは気軽にご相談ください。血液検査や心電図検査、必要に応じて専門的な心音図検査などを行い、多角的に診断いたします。

高血圧症の症状について

高血圧症は、ほとんどの場合で自覚症状が現れません。血圧が180/110mmHgを超えるような極端な高値であっても、体調の変化を感じない方が多くいらっしゃいます。しかし、症状がないからといって放置している間にも、高い圧力にさらされた血管は徐々にしなやかさを失い、動脈硬化が進行していきます。

動脈硬化の進行については「動脈硬化症」のページを参照してください。

とはいえ、血圧の変動や上昇に伴って、以下のようなサインが現れることもあります。これらの症状は他の病気が原因であることも多いですが、血圧が高いために起きている可能性も否定できません。わずかな体調の変化を放置しないことが重要です

  • 後頭部を中心とした重苦しい頭痛や圧迫感
  • ふわふわする、または、ぐるぐる回るようなめまい
  • 耳鳴りや、顔の火照り・のぼせ感
  • 動悸や、階段を上がった時の息切れ
  • 手足のしびれ、または、顔や脚のむくみ
  • 肩こりや首筋のこわばり

特に、急激に血圧が上がった時には、激しい頭痛や吐き気、意識がもうろうとするといった重い症状が出ることがあります。これは命に関わる状態である可能性があるため、迅速な対応が必要です。当院では救急科専門医が在籍しておりますので、急な体調不良の際にも適切な判断と処置を行えます。

詳しい頭痛の症状については「頭痛」のページを参照してください。

また、夜間に何度もトイレに起きる、夜尿症のような症状が出る場合も、高血圧による心臓や腎臓への負担が関係していることがあります。症状が軽いからと気候や年齢のせいにせず、一度ご自身の血圧を確認することをお勧めします。伊東駅前での買い物のついでや、お仕事帰りなど、気になる症状があればいつでもご相談ください。

高血圧症の原因について

高血圧症の原因は多岐にわたりますが、大きく分けて本態性高血圧と二次性高血圧の2つのタイプがあります。ご自身がどちらのタイプなのかを知ることは、的確な治療方針を立てる上で非常に大切です。私たちは、検査を通じて高血圧の背景にある原因を詳しく調査します。

本態性高血圧 -原因が一つに特定できないタイプ-

日本人の高血圧の約90%を占めるのがこのタイプです。特定の病気があるわけではなく、遺伝的な体質に、日々の生活習慣が重なり合って発症すると考えられています。生活習慣の中には、高血圧を悪化させるリスク因子(病気になる可能性を高める要素)が数多く含まれています。具体的には以下の要因が挙げられます。

  • 塩分の摂りすぎ(塩辛いものを好む食習慣)
  • 肥満(特に内臓脂肪型肥満)
  • 過度の飲酒や喫煙
  • 運動不足による血管の柔軟性の低下
  • 精神的なストレスや睡眠不足

ストレスや睡眠の問題については「不安感・ストレス症状」のページも併せてご覧ください。

二次性高血圧 -原因となる病気が明確にあるタイプ-

特定の疾患や薬剤が原因で血圧が上がるタイプです。全体の約10%程度ですが、若い方で急に血圧が上がった場合や、通常の治療ではなかなか血圧が下がらない場合にはこの可能性を疑います。原因を取り除くことで、血圧の寛解(症状が落ち着いて安定した状態)が期待できるケースもあります。

  • 腎臓の病気(腎炎や腎血管の異常など)
  • ホルモンバランスの異常(甲状腺や副腎の疾患)
  • 睡眠時無呼吸症候群(就寝中の呼吸停止によるストレス)
  • 薬の副作用(ステロイド剤や漢方薬の一部など)

当院では、認定内科医である院長が血液検査や尿検査を丁寧に行い、これら二次性の原因が隠れていないかをしっかりと見極めます。特に伊東市などの地域検診で異常を指摘された方は、その結果をお持ちください。原因を特定し、ご自身に合った対策を一緒に考えていきましょう。

高血圧症の病気の種類について

一言で高血圧と言っても、その現れ方や測定される状況によっていくつかの種類に分類されます。それぞれの特徴を理解することで、より精密な健康管理が可能になります。特に家庭での測定値と診察室での測定値の差は、診断において非常に重要な情報となります。

白衣高血圧

病院やクリニックで医師や看護師を前にすると、緊張感から普段より血圧が上がってしまう状態です。自宅でリラックスして測ると正常値であるため、過剰な治療を避けるためにも家庭血圧の記録が不可欠です。

仮面高血圧

診察室では正常な数値を示すものの、自宅や職場では高い状態が続くタイプです。診察室では正常なため「仮面」を被っているように見え、見逃されやすいのが特徴です。放置すると血管への負担が続くため、本物の高血圧よりも予後(病気の見通し)が悪いと言われることもある注意が必要なタイプです。

早朝高血圧

起床直後から午前中にかけて、血圧が急激に上昇する状態です。朝方は脳出血や心筋梗塞が起きやすい時間帯でもあるため、朝一番の血圧管理は非常に重要です。当院では朝の血圧を記録していただくよう、丁寧にご指導しております。

夜間高血圧

通常、睡眠中は血圧が下がりますが、睡眠中も高いまま、あるいは逆に上がってしまう状態です。睡眠時無呼吸症候群や心臓・腎臓の負担が関係していることが多く、専門的なアプローチが必要となります。

心臓の機能が心配な方については「心不全」のページも参照してください。

ご自身の血圧がどのパターンに当てはまるかを知るために、当院では患者さんに「血圧手帳」の活用をお勧めしています。伊東駅前という便利な場所にありますので、手帳の書き方が分からない際にも、お散歩ついでに気軽にお立ち寄りください。公認心理師の資格も持つ院長が、緊張を和らげるような雰囲気で診察を行います。

高血圧症の治療法について

高血圧の治療は、血管への負担を減らし、将来的な合併症を防ぐことを目的としています。私たちのクリニックでは、生活習慣の改善を基盤とし、必要に応じて適切な薬物療法を組み合わせる二本柱の治療を提案しています。いきなり強い薬を始めるのではなく、納得感のある治療を進めていきます。

1. 生活習慣の改善(非薬物療法)

血圧を下げるためには、まず日常生活の工夫が欠かせません。これだけで血圧が十分に下がる患者さんも多くいらっしゃいます。無理なく継続できる習慣を、一緒に探していきましょう。日々の積み重ねが健やかな未来を作ります

  • 減塩の徹底・・1日の塩分摂取量を6g未満に抑えることを目指します。伊東の美味しい干物も、量を調節したり野菜と一緒に摂取したりする工夫が有効です。
  • 適度な運動・・ウォーキングや水泳などの有酸素運動を、1日30分程度、週に3回以上行うことで血管の機能が改善します。
  • 適正体重の維持・・BMI(体格指数)25未満を目指し、食べ過ぎに注意します。体重が1kg減るだけで、血圧が約1〜2mmHg下がると言われています。
  • 節酒と禁煙・・アルコールの過剰摂取は血圧を上げ、タバコは血管を直接傷つけます。禁煙は動脈硬化の進行を抑える最も効果的な方法の一つです。

2. 薬物療法

生活習慣の改善だけでは目標値に達しない場合、あるいは合併症のリスクが高い場合には、降圧薬(血圧を下げる薬)の内服を開始します。近年は多くの種類の優れた薬があり、患者さんの体質や他の持病に合わせて、的確な選択を行います。

  • Ca拮抗薬・・血管を広げることで、スムーズに血圧を下げます。
  • ARB・ACE阻害薬・・血圧を上げるホルモンの働きを抑え、心臓や腎臓を保護する効果も期待できます。
  • 利尿薬・・体内の余分な塩分と水分を排出し、血管の圧力を下げます。
  • β遮断薬・・心臓の過剰な働きを抑え、脈拍を整える効果があります。

当院では、薬の副作用についても丁寧にご説明し、体に合っているかどうかを細かくフォローいたします。薬の量や種類については、血圧の推移を見ながら柔軟に調整していきますので、不安なことがあれば何でもご相談ください。

健康診断で再検査となった方の相談については「健診異常値」のページも参照してください。

高血圧症についてのよくある質問

Q1. 血圧が高めでも症状がなければ、治療は必要ありませんか?

A1. はい、治療や対策が必要です。高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれ、症状がないまま血管を傷め続けます。ある日突然、脳出血や心筋梗塞を起こすリスクを減らすために、無症状のうちからコントロールを始めることが大切です。

Q2. 降圧薬は一度飲み始めたら一生やめられませんか?

A2. 必ずしも一生飲み続けるとは限りません。減量や食事の改善によって血圧が安定すれば、薬の量を減らしたり、中止したりできるケースもあります。ただし、ご自身の判断で急にやめると血圧が跳ね上がり危険ですので、必ず医師と相談しながら調整しましょう。

Q3. 上の血圧と下の血圧、どちらが重要ですか?

A3. 両方の数値が重要です。一般的に、高齢の方は上の血圧が高くなりやすく、若い方は下の血圧が高くなりやすい傾向があります。どちらか一方でも高い場合は、血管に負担がかかっている状態ですので、同様に対策を行う必要があります。

Q4. 家で測る血圧と、病院で測る血圧のどちらを信じればいいですか?

A4. 近年の診療では、リラックスした状態で測る「家庭血圧」の数値がより重視されるようになっています。診察室での緊張を考慮し、当院では患者さんがご自宅で記録された血圧手帳をベースに診断を行っています。

Q5. 高血圧と言われましたが、特に控えるべき食べ物はありますか?

A5. 塩分の多い食品(漬物、干物、ラーメンのスープ、加工食品など)は控えるのが基本です。一方で、野菜や果物に多く含まれるカリウムは、塩分の排出を助けてくれます。ただし腎臓に持病がある方は注意が必要ですので、個別にアドバイスいたします。

院長より

「血圧が高い」と言われると、なんとなく気が重くなってしまうかもしれません。「薬を飲みたくない」「生活を厳しく制限されるのではないか」といった不安を感じるのも無理はありません。しかし、高血圧の治療は決して我慢の連続ではなく、みなさんが長く健康で、楽しい毎日を過ごし続けるための前向きな準備です。

よこやまファミリークリニックでは、救急科専門医として命の現場に携わってきた経験があるからこそ、予防の大切さを誰よりも痛感しています。大きな病気になる前に、血圧というサインをしっかり受け止めてあげることが何よりの守りになります。当院では救急の視点だけでなく、認定内科医、そして公認心理師としての知見を活かし、患者さんの心と体の両面に寄り添うことを大切にしています。

静岡県伊東市のJR伊東駅から徒歩1分という通いやすさを活かし、地域のみなさんにとって「困ったときに一番に顔を思い浮かべていただける場所」でありたいと考えています。高血圧だけでなく、急な体調不良や小さなお子さんの心配事まで、幅広く対応できるのが当院の強みです。専門的な心音図検査なども行い、精密な診断をサポートいたします。

お子さんの健康管理については「小児科」のページもご覧ください。

「病院へ行くほどではないかも」と一人で悩まずに、まずは健康診断の結果を持って、お話をしに来てください。お忙しい方でも駐車場補助がございますので、安心してお越しいただけます。みなさんの健康を支えるパートナーとして、スタッフ一同、笑顔でサポートさせていただきます。

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