腹痛
腹痛は、私たちの日常生活で最も頻繁に遭遇する症状の一つです。しかし、その背後には単なる食べ過ぎや冷えだけでなく、速やかな対応が必要な重大な病気が隠れていることも少なくありません。静岡県伊東市の「よこやまファミリークリニック」では、救急科専門医および認定内科医の資格を持つ院長が、お子さんからお年寄りまで幅広い世代の腹痛に対して、精度の高い診察を行っています。JR伊東駅から徒歩1分という立地を活かし、急な体調不良の際にも安心して頼っていただける体制を整えています。私たちは、丁寧な問診と身体への負担を抑えた検査を通じて、痛みの原因を早期に見極め、患者さんの不安を取り除くことを大切にしています。
腹痛の原因
お腹の痛みが発生する仕組みは非常に複雑で、痛む場所や痛みの種類によって原因は多岐にわたります。私たちは、患者さんがどのあたりを、どのように痛めているのかを詳細に伺い、原因を絞り込んでいきます。
消化器に関連する原因
腹痛の原因として最も多いのが、胃や腸などの消化管の不調です。これらは、食事の内容、感染症、あるいは精神的なストレスなど、さまざまな要因が絡み合っています。主な原因は以下の通りです。
- ウイルスや細菌の感染による胃腸の炎症
- 胃酸が逆流することによる粘膜の刺激
- 暴飲暴食や刺激物の摂取による胃への負担
- 腸内に便が滞ることによる圧迫や張りの痛み
- 精神的な負担からくる自律神経の乱れによる腸の過敏な反応
内臓疾患(消化管以外)による原因
腹痛を感じていても、実は胃腸以外の臓器に原因がある場合もあります。例えば、肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、あるいは血管の異常が腹痛として現れることがあります。これらは時として重篤な状態に陥るリスクがあるため、注意深く観察する必要があります。
- 胆石(たんせき)が胆管に詰まることによる激痛
- 膵臓(すいぞう)に炎症が起きることによる背中まで響く痛み
- 尿路に結石が詰まることによる、のたうち回るような痛み
- お腹を通る大きな血管(腹部大動脈)の異常
小児や女性に特有の原因
当院には小児科専門医も在籍しており、言葉で症状をうまく伝えられないお子さんの腹痛にも柔軟に対応しています。また、女性の場合は婦人科疾患が原因で腹痛が起きていることも多いため、多角的な視点での診察が不可欠です。
お子さんの腹痛については「小児科」のページもご覧ください。
腹痛によって引き起こされる病気
腹痛は多くの病気のシグナルです。ここでは、臨床現場でよく見られる代表的な疾患を紹介します。軽い痛みだと思って放置せず、症状が続く場合は早めにご相談ください。
急を要する腹痛に関連する病気
発症から数時間以内に適切な処置が必要な病気があります。これらの疾患は、一刻も早い精密な診断と治療が求められます。
- 急性虫垂炎(もうちょう)・・右下腹部の痛みが特徴ですが、最初はみぞおちあたりから痛みが始まることもあります。
- 胆のう炎・胆石症・・食後に右上腹部が激しく痛む場合、胆のうのトラブルが疑われます。
- 腸閉塞(イレウス)・・以前の手術などの影響で腸が癒着し、通りが悪くなる病気です。嘔吐を伴うことが多くあります。
- 消化管穿孔・・胃潰瘍などが悪化し、胃や腸に穴が開いてしまう極めて危険な状態です。
突然の激しい痛みがある場合は「突然の激しい腹痛」のページを必ず確認してください。
慢性的に続く、または繰り返す病気
日常的に「お腹が痛くなりやすい」という方は、以下のような慢性疾患が隠れている可能性があります。生活の質を下げる要因となるため、適切なコントロールが必要です。
過敏性腸症候群(IBS)
検査で目立った異常が見つからないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛を繰り返す病気です。ストレスや食事習慣が大きく関与しています。
詳細は「過敏性腸症候群(IBS)」のページを参照してください。
胃・十二指腸潰瘍
胃酸によって胃や十二指腸の粘膜が削れてしまう病気です。空腹時に痛むことが多く、ピロリ菌感染や鎮痛剤の服用が原因となることがあります。
胃の痛みについては「胃もたれ・胃痛」のページでも解説しています。
腹痛の処置や治療法
よこやまファミリークリニックでは、救急の現場で培った迅速な判断力と、内科的な丁寧なアプローチを組み合わせて治療を行います。患者さんの苦痛を最小限に抑えることを第一に考えています。
診察と精密な検査の流れ
まずは詳しい問診を行い、いつから、どこが、どのように痛むのかを確認します。その後、必要に応じて以下のような検査を選択します。
- 血液検査・尿検査・・炎症の数値や内臓の機能を調べます。
- 腹部超音波(エコー)検査・・放射線の被ばくがなく、肝臓、胆のう、膵臓、腎臓の状態をリアルタイムで観察できる優れた検査です。
- レントゲン検査・・腸閉塞や便秘、腹部のガスの状態を確認します。
- ドロップスクリーン検査・・アレルギーが関与している疑いがある場合、指先からのわずかな採血で迅速に結果を確認できます。
疾患に応じた治療アプローチ
原因が判明した後は、それぞれの状態に適した治療を開始します。基本的にはお薬による内科的治療が中心となりますが、緊急性が高い場合は速やかに高度医療機関へお繋ぎします。
対症療法と原因療法
ウイルス性胃腸炎など、自然に回復を待つ疾患の場合は、脱水を防ぐ点滴や整腸剤、痛みを和らげるお薬を使用します。一方、細菌感染が明らかな場合は抗生物質を用いるなど、原因に対する直接的な治療を行います。
吐き気や下痢が強い方は「急性胃腸炎(嘔吐・下痢)」のページもご確認ください。
生活習慣の見直しと漢方薬の活用
便秘や過敏性腸症候群などの慢性的な腹痛に対しては、下剤の調整だけでなく、食事や運動、睡眠などの生活習慣へのアドバイスも行います。また、患者さんの体質に合わせた漢方薬を処方することで、体全体の調子を整え、症状の改善を目指します。
便秘でお困りの方は「便秘」のページを参考にしてください。
腹痛についてのよくある質問
Q1. 軽い痛みですが、受診したほうが良いですか?
A1. 痛みには個人差がありますが、我慢できる程度の痛みであっても、重大な病気の前兆であることがあります。特に「痛みが数日続いている」「痛みが徐々に強くなっている」という場合は、放置せずに受診してください。
Q2. 受診の際に伝えたほうが良いことはありますか?
A2. 痛みが始まった時間、痛む場所の変化、食事との関係、熱や下痢などの他の症状の有無を教えていただけると、より精密な診断に繋がります。また、現在服用中のお薬があればお薬手帳をお持ちください。
Q3. 子供が夜中にお腹を痛がったらどうすれば良いですか?
A3. お子さんの場合、急激に症状が進むことがあります。顔色が悪い、嘔吐が止まらない、激しく泣き続けるといった場合は、救急医療の受診を検討してください。当院は救急科専門医が在籍しておりますので、診療時間内であれば急な不調にも柔軟に対応可能です。
Q4. 伊東駅付近で駐車場はありますか?
A4. はい、当院は伊東駅徒歩1分の立地ですが、お車で来院される方のために駐車場補助も行っております。腹痛で歩くのが辛い際なども、お車で安心してお越しください。
院長より
「腹痛」という症状は、誰もが経験するからこそ「これくらいで病院に行くのは……」と躊躇してしまいがちです。しかし、救急の現場を数多く経験してきた私の視点から申し上げますと、その何気ない痛みが大きな病気の唯一のサインであることも決して少なくありません。私たちよこやまファミリークリニックでは、救急科専門医としての「緊急性を見抜く力」と、認定内科医としての「日常に寄り添う診察」を両立させています。静岡県伊東市の皆さまにとって、困ったときに真っ先に顔が浮かぶような存在でありたいと考えています。伊東駅前という便利な場所で、スタッフ一同、明るく丁寧な対応を心がけております。お腹のことで少しでも不安を感じたら、迷わずにご相談ください。皆さんの安心と健康を守ることが、私たちの使命です。
