睡眠障害
睡眠障害は、単に「夜眠れない」という悩みだけではありません。日中の強い眠気や集中力の低下、そして知らず知らずのうちに心身の健康を蝕んでいく深刻な問題です。私たちよこやまファミリークリニックでは、静岡県伊東市の伊東駅前から徒歩1分という通いやすい場所で、皆さんの健やかな眠りを取り戻すサポートをしています。救急科専門医や公認心理師の資格を持つ院長を中心に、小児科専門医も在籍しているため、お子さんから高齢の方まで幅広く対応できるのが当院の強みです。睡眠の質を改善することは、生活習慣病の予防や心の安定にも直結します。一人で抱え込まず、まずは私たちのクリニックへご相談ください。
睡眠障害の原因
睡眠障害の原因は、単一ではなく複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。一般的に、以下の5つの「P」と呼ばれる要素に分類して考えることができます。
身体的な要因(Physical)
身体の病気や症状が原因で眠りが妨げられるケースです。例えば、喘息による咳や、アトピー性皮膚炎などによる強いかゆみ、痛み、頻尿などが挙げられます。
皮膚の症状が気になる方は「皮膚科」のページを、トイレが近いお悩みについては「トイレが近い・尿が出にくい」のページを参考にしてください。
生理的な要因(Physiological)
生活環境や生活リズムの変化によるものです。交代制勤務による不規則な生活や、海外旅行による時差ボケ、あるいは寝室の温度や湿度、光、騒音といった環境が適していない場合に起こります。
また、スマートフォンのブルーライトを就寝直前まで浴びることは、脳が昼間だと誤認する原因となり、スムーズな入眠を妨げる大きな要因となっています。
心理的な要因(Psychological)
日常的なストレスや悩み、不安、緊張などが脳を覚醒状態にしてしまうケースです。大事な仕事や試験の前、人間関係の悩みなど、心が落ち着かない状態では深い眠りにつくことが難しくなります。
こうしたストレスによる症状については「不安感・ストレス症状」のページでも詳しく解説しています。
精神医学的な要因(Psychiatric)
うつ病や不安障害、自律神経失調症などの精神疾患が背景にある場合、睡眠障害は非常に多く見られる症状の一つです。この場合、睡眠そのものの治療だけでなく、根本にある疾患の治療が必要となります。
自律神経の乱れについては「自律神経失調症」のページを併せてご覧ください。
薬理学的な要因(Pharmacological)
摂取している薬や嗜好品が眠りを妨げている状態です。抗がん剤やステロイド剤、降圧剤などの副作用のほか、カフェインの過剰摂取、アルコール、喫煙などが原因となります。
「寝酒」は寝つきを良くすると思われがちですが、実際には睡眠の質を著しく低下させ、中途覚醒の原因となるため注意が必要です。
睡眠障害によって引き起こされる病気
睡眠障害を放置すると、単なる寝不足に留まらず、以下のような様々な病気や心身のトラブルを引き起こすリスクが高まります。
不眠症
睡眠障害の中で最も頻度が高いものです。寝つきが悪い「入眠障害」、夜中に何度も目が覚める「中途覚醒」、予定より早く目が覚めてしまう「早朝覚醒」、眠りが浅く熟睡感がない「熟眠障害」の4つのタイプがあります。
不眠の悩みについては「不眠症」のページでより詳細に説明しています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病気です。いびきや日中の強い眠気が特徴で、高血圧や心不全、動脈硬化を悪化させる大きな要因となります。
循環器への負担については「心不全」のページや「動脈硬化症」のページを参考にしてください。
生活習慣病の悪化
睡眠不足は食欲を抑制するホルモンの減少と、食欲を高めるホルモンの増加を招きます。その結果、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病を進行させる原因となります。
- 血糖値の異常については「糖尿病(2型)」のページ
- 血圧については「高血圧症」のページ
- 肥満については「メタボリックシンドローム」のページを参照してください。
更年期障害に伴う睡眠トラブル
女性の場合、更年期におけるホルモンバランスの変化が自律神経に影響し、不眠や中途覚醒を引き起こすことがよくあります。これは一時的なものと見過ごされがちですが、適切な処置で楽になることが多い症状です。
詳細は「更年期障害」のページをご覧ください。
睡眠障害の処置や治療法
当院では、患者さん一人ひとりのライフスタイルや原因に合わせ、段階的な治療を行っています。
1. 睡眠衛生指導(生活習慣の見直し)
まずは薬に頼る前に、睡眠の質を高めるための生活習慣を整えるアドバイスを行います。以下の項目は、今日からでも取り組める大切なポイントです。
- 規則正しい起床時間・・朝の光を浴びることで、夜の眠気を促すメラトニンというホルモンの分泌が整います。
- 昼寝の制限・・午後3時以降の長時間の昼寝は避け、15-30分程度に留めます。
- 就寝前のリラックス・・ぬるめのお風呂に浸かる、アロマを活用するなど、交感神経を鎮める時間を作ります。
- 寝室環境の整備・・遮光カーテンや適した室温設定、自分に合った枕の使用を検討します。
2. 原因疾患の治療
睡眠障害の背景に内科的な病気や身体症状がある場合は、その治療を優先します。例えば、喘息で眠れない場合は吸入薬の調整を、逆流性食道炎による胸やけが原因であれば胃腸の治療を行います。
のどの違和感については「のどの痛み・違和感」、胃の痛みについては「胃もたれ・胃痛」のページを参照してください。
3. 薬物療法(漢方薬・西洋薬)
生活習慣の改善だけでは不十分な場合、お薬を処方することがあります。最近では、依存性が低く、自然な眠りに近い状態へと導く新しいタイプのお薬も増えています。
また、体質や冷え、イライラといった症状が背景にある場合には、漢方薬が有効なケースもあります。患者さんの不安を考慮し、必要最小限の量から慎重に調整します。
4. 睡眠時無呼吸症候群の検査と治療
いびきや無呼吸が疑われる場合は、ご自宅でできる「簡易検査」を行います。指先にセンサーをつけて寝るだけの簡単な検査です。中等症から重症のSASと診断された場合には、CPAP(シーパップ-経鼻的持続陽圧呼吸療法)という機器を用いた治療をご提案することもあります。
睡眠障害についてのよくある質問
Q1. 睡眠薬を飲み始めると、一生やめられなくなるのが不安です?
A1. 昔の薬に比べて、現在広く用いられている睡眠薬は依存性が格段に抑えられています。私たちは症状が落ち着けば徐々に薬を減らし、最終的には薬なしで眠れるようになることを目指します。漫然と処方を続けることはいたしませんので、ご安心ください。
Q2. 子供がいびきをかいたり、寝相が異常に悪かったりするのも睡眠障害ですか?
A2. はい、お子さんのいびきや寝相の悪さは、アデノイド肥大や扁桃肥大による呼吸のしにくさが原因となっていることがあります。当院には小児科専門医も在籍しておりますので、お子さんの睡眠についても専門的な視点から詳しく診察いたします。詳細については「小児科」のページもご覧ください。
Q3. 仕事が忙しくて平日は受診できません。駐車場はありますか?
A3. 伊東駅前のサンタイビル2Fにあり、アクセスは非常に便利です。お車で来院される方のための駐車場補助もございますので、お仕事帰りやお買い物ついでにも立ち寄っていただける環境を整えています。
Q4. ドロップスクリーン検査は睡眠障害に関係ありますか?
A4. 直接の診断には使いませんが、アレルギー(鼻炎や皮膚炎)が原因で眠りが浅くなっている場合、即日結果がわかるドロップスクリーン検査で原因アレルゲンを特定することが、治療の大きな助けになることがあります。かゆみや鼻詰まりで眠れない方はぜひご検討ください。
院長より
よこやまファミリークリニックの院長として、私はこれまで救急科専門医として多くの患者さんの「急な体調不良」に向き合ってきました。その経験から、睡眠障害がいかに事故のリスクを高め、突然の病気を引き起こす引き金になるかを痛感しています。また、私は公認心理師の資格も持っており、医学的な処置だけでなく、対話を通じて心の重荷を軽くすることも大切にしています。
伊東市周辺にお住まいの皆さんにとって、眠れない夜の不安は本当にお辛いものだと思います。当院では、内科的な視点、心理学的な視点、そして小児科領域も含めた多角的なアプローチで、あなたの睡眠をサポートします。「この程度のことで受診してもいいのかな」と迷う必要はありません。眠りが変われば、毎日がもっと明るくなります。駅前の当院へ、どうぞリラックスした気持ちでいらしてください。私たちと一緒に、心地よい眠りへの一歩を踏み出しましょう。
急な体調不良や怪我についても、柔軟に対応できる体制を整えています。「急病けがの対応」のページも必要に応じてご確認ください。皆さんの健康を、駅前でしっかりとお守りいたします。
