発熱
発熱は、体がウイルスや細菌などの外敵と戦っている大切な防御反応のひとつです。静岡県伊東市のよこやまファミリークリニックでは、救急科専門医である院長と、経験豊富な小児科専門医が連携し、お子さまからご高齢の方まで幅広い世代の発熱に対応しています。伊東駅から徒歩1分の立地にあり、急な体調不良時でも速やかに受診していただける体制を整えております。
当院では、単に熱を下げるだけでなく、その背景に隠れている重大な疾患を見逃さないことを最優先に考えています。私たちは、地域のみなさまが「熱が出て不安だ」と感じたときに、真っ先に頼っていただけるクリニックを目指しています。精密な診察と丁寧な説明を心がけ、患者さん一人ひとりに合わせたご自身に合った治療法をご提案いたします。お困りの際は、どうぞ安心してお越しください。
発熱の原因
発熱が起こる原因は多岐にわたりますが、大きく分けると「感染症」によるものと、それ以外の「非感染症」によるものに分類されます。私たちの体は、異物が侵入すると脳の視床下部にある体温調節中枢が設定温度を上げることで、免疫細胞を活性化させようとします。これが発熱のメカニズムです。
感染症による発熱
最も頻度が高い原因は、ウイルスや細菌による感染症です。ウイルス感染の代表例としては、風邪(普通感冒)やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などが挙げられます。一方で、細菌感染によるものは、抗生物質による治療が必要になるケースが多く、救急科の視点からも早期の見極めが非常に重要となります。
感染症による主な原因には、以下のようなものがあります。
- ウイルス感染(インフルエンザ、ノロウイルス、RSウイルスなど)
- 細菌感染(肺炎球菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌など)
- 真菌感染(カビの一種による感染症)
詳細については「感冒(風邪)・インフルエンザ・新型コロナ」のページも併せて参照してください。
非感染症による発熱
感染症以外でも、体に強い炎症が起きている場合に発熱することがあります。例えば、膠原病(こうげんびょう)などの自己免疫疾患や、悪性腫瘍(がん)に伴う腫瘍熱などがこれに該当します。また、夏場などの高温環境下では、体温調節が追いつかなくなる熱中症によって体温が著しく上昇することもあります。
非感染性の主な発熱原因は以下の通りです。
- 自己免疫疾患(リウマチ、全身性エリテマトーデスなど)
- 内分泌疾患(甲状腺機能亢進症など)
- 薬剤熱(薬の副作用による反応)
- 熱中症や脱水症状
熱中症の疑いがある場合は、迅速な処置が求められます。当院の「熱中症」のページで具体的な対処法をご確認ください。
発熱によって引き起こされる病気
発熱はあくまで症状のひとつですが、その背後にはさまざまな疾患が隠れています。特に高い熱が続く場合や、他の症状を伴う場合には、特定の病気を疑う必要があります。当院では、問診や診察を通じて、何が原因で発熱が起きているのかを慎重に判断します。
呼吸器系の疾患
咳や痰を伴う発熱の場合、気管支炎や肺炎が疑われます。高齢の方や基礎疾患のある方は、肺炎が重症化しやすい傾向があるため、注意深く観察する必要があります。肺の音が濁っていないか、酸素の取り込みが十分かなどを確認し、必要に応じて迅速に検査を行います。
お子さまの場合は、喘息が原因で呼吸が苦しくなり、それに伴って発熱が見られることもあります。詳細な情報は「小児喘息」のページをご覧ください。
消化器系の疾患
腹痛や下痢、嘔吐を伴う発熱は、急性胃腸炎の典型的な症状です。いわゆる「お腹の風邪」と呼ばれることが多いですが、中には虫垂炎(盲腸)や胆嚢炎(たんのうえん)といった、外科的な処置を検討すべき疾患が隠れていることもあります。私たちは救急医療の現場で培った経験を活かし、緊急性の高い腹痛を見極めます。
急な消化器症状については「急性胃腸炎(嘔吐・下痢)」のページで詳しく解説しています。
泌尿器系の疾患
排尿時の痛みや残尿感がある場合、腎盂腎炎(じんうじんえん)などの尿路感染症が疑われます。特に女性や高齢者に多く見られる疾患で、背中の痛みや震えを伴う高い熱が出るのが特徴です。尿検査を行うことで比較的速やかに診断が可能です。
小児特有の発熱疾患
お子さまは免疫系が発達途上にあるため、頻繁に熱を出します。突発性発疹や手足口病、ヘルパンギーナなど、年齢や季節によって流行する病気が異なります。当院には小児科専門医が在籍しており、お子さま特有の病状の変化に柔軟に対応できる体制を整えています。
小児科全般の診療については、「小児科」のページをぜひご覧ください。
発熱の処置や治療法
当院での発熱治療は、熱そのものを下げる「対症療法」と、熱の原因を取り除く「原因療法」の二段構えで行います。熱は体の防御反応であるため、必ずしも無理に下げる必要はありませんが、体力の消耗が激しい場合や、水分が摂れない場合には適切な処置が必要です。
医療機関での治療
細菌感染が強く疑われる場合には、適切な抗菌薬(抗生物質)を処方します。一方で、風邪などのウイルス感染には抗菌薬は効果がないため、症状を和らげる薬を中心に処方します。脱水症状が見られる場合には、点滴による水分補給を行い、全身状態の改善を目指します。
当院で行う主な処置は以下の通りです。
- 解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンなど)の処方
- 抗菌薬や抗ウイルス薬の投与(適応がある場合)
- 点滴療法(水分および電解質の補給)
- ネブライザー(吸入治療 - 咳がひどい場合)
ご家庭でのケア方法
ご家庭では、まずは安静にすることが基本です。熱が上がっている最中(寒気がするとき)は体を温め、熱が上がりきって暑がっているときは涼しくしてあげましょう。脇の下や太ももの付け根など、太い血管が通っている場所を冷やすと、効率的に体温を下げる効果が期待できます。
また、発熱時は想像以上に水分を失います。以下の点に注意して過ごしてください。
- こまめな水分補給(経口補水液などが適しています)
- 消化に良く、エネルギーになりやすい食事(おかゆやゼリーなど)
- 汗をかいたらこまめに着替える
- 室温を24度から26度前後に保つ
受診のタイミングについて
「どのタイミングで受診すべきか」というご相談をよくいただきます。以下のような症状がある場合は、早めの受診をお勧めします。救急科専門医として、緊急性の高いサインを見逃さないよう診察いたします。
- 38.5度以上の高熱が2日以上続く場合
- 水分が全く摂れず、おしっこの量が減っている場合
- 意識がぼんやりしている、またはぐったりしている場合
- 激しい頭痛や嘔吐、呼吸の苦しさを伴う場合
不安なサインがある場合は「意識がぼんやり・ぼうっとしている」のページもご参照ください。
発熱についてのよくある質問
Q1. 熱があるときはすぐにお風呂に入ってもいいですか?
A1. 高熱があり、体力を消耗しているときは避けたほうが無難です。熱が下がり始め、本人に元気があるようであれば、短時間の入浴やシャワーは問題ありません。ただし、湯冷めをしないよう十分に注意してください。
Q2. 子どもが夜中に発熱しました。すぐに解熱剤を使うべきですか?
A2. 熱が高くても、眠れていたり水分が摂れていたりする場合は、無理に使う必要はありません。機嫌が悪くて眠れない、ぐったりして辛そうといった場合に、指示された用量で使用してください。翌朝には小児科を受診することをお勧めします。
Q3. 解熱剤を使うと病気の治りが遅くなると聞きましたが本当ですか?
A3. 解熱剤が直接的に病気の回復を大幅に遅らせるという明確な証拠はありません。むしろ、高熱による不眠や脱水を防ぐメリットの方が大きい場合もあります。状況に応じて、適した使用法をアドバイスいたします。
Q4. 伊東駅の近くですが、駐車場はありますか?
A4. はい、当院はJR伊東駅から徒歩1分の場所にございますが、お車でお越しの方のために駐車場補助も行っております。発熱で移動が大変な際も、安心してお越しください。
院長より
よこやまファミリークリニックのホームページをご覧いただきありがとうございます。私はこれまで救急医療の最前線で、救急科専門医として数多くの重症患者さんの診療にあたってきました。その経験から学んだ最も大切なことは、日常的な症状である「発熱」の中に隠れた「見逃してはいけないサイン」をいち早く察知することです。
発熱は、患者さんにとっても、そしてお子さまを持つ保護者の方にとっても、非常に不安なものです。「ただの風邪だろうか、それとも重い病気だろうか」という不安に寄り添い、科学的根拠に基づいた的確な診断を行うのが私たちの役割です。当院では小児科の診療にも力を入れており、小児科専門医が在籍しているため、小さなお子さまの急な発熱にも専門的な視点で柔軟に対応可能です。
私たちは、伊東市のみなさまにとっての「安心の拠点」でありたいと考えています。駅前という利便性を活かしつつ、高度な救急医療の知見を活かした質の高い地域医療を提供いたします。熱が出て困ったとき、どうすればいいか迷ったときは、一人で悩まずに当院を頼ってください。私たちは、あなたやあなたのご家族の健康を守るために、誠心誠意サポートさせていただきます。どうぞ、お気軽にご相談ください。
緊急の際の対応については、「急病けがの対応」のページも準備しておりますので、万が一の際にご活用ください。
