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急性扁桃炎

急性扁桃炎は、のどの奥にある扁桃という組織が細菌やウイルスによって急激な炎症を起こす疾患です。特に「のどが焼けるように痛い」「つばを飲み込むのもつらい」といった強い痛みとともに、38度を超える高熱を伴うのが大きな特徴です。静岡県伊東市のよこやまファミリークリニックでは、救急科専門医および認定内科医である院長が、お子さんから大人まで幅広い世代の急性扁桃炎に対して迅速かつ的確な診断を行っています。

当院はJR伊東駅から徒歩1分の場所にあり、急な体調不良にも柔軟に対応できる体制を整えています。のどの痛みは単なる風邪と放置されがちですが、急性扁桃炎は適切な治療を行わないと周囲に膿がたまったり、全身の合併症を引き起こしたりするリスクがあるため注意が必要です。私たちは、患者さんの苦痛を一日でも早く取り除き、安心して日常生活に戻れるよう、一人ひとりに適した丁寧な診療を心がけています。

急性扁桃炎の症状について

急性扁桃炎の症状は、一般的な風邪よりも強く出ることが多く、特に痛みと発熱が顕著です。救急現場での経験を活かし、当院では重症化の兆候を見逃さないよう細心の注意を払って診察しています。主な症状には以下のものがあります。

のどの激しい痛みと嚥下困難

扁桃が赤く腫れ上がるため、のどに非常に強い痛みが生じます。食事を摂ることが困難になるだけでなく、重症化すると自分のつばを飲み込むことさえ苦痛に感じることがあります。この状態を嚥下困難(えんげこんなん)と呼びます。詳細については「のどの激しい痛み」のページを参照してください。

高熱と全身倦怠感

多くのケースで38度から40度近い高熱が出ます。熱に伴って、激しい寒気(悪寒)や全身のだるさ、関節痛、頭痛などが現れることも珍しくありません。発熱が続く場合は体力の消耗も激しいため、早めの処置が重要です。熱の対応については「発熱(38℃以上)」のページも併せてご覧ください。

扁桃の腫れと白い膿

鏡でのどを覗くと、のどの両脇にある扁桃が真っ赤に腫れているのがわかります。さらに進行すると、扁桃の表面に「白苔(はくたい)」と呼ばれる白いカスのような膿が付着することがあります。これは細菌と戦った免疫細胞の死骸などであり、炎症が強いことを示すサインです。

首のリンパ節の腫れ

あごの下や首の横にあるリンパ節が腫れ、触ると痛みを感じることがあります。これは体内の免疫システムが感染症と戦っている証拠です。炎症が強いほど、リンパ節の腫れも顕著になる傾向があります。

急性扁桃炎の原因について

急性扁桃炎の原因は多岐にわたりますが、大きく分けるとウイルス感染と細菌感染の2種類があります。どちらが原因かによって治療方針が大きく変わるため、当院では丁寧な検査で原因を見極めています。

ウイルスによる感染

風邪のウイルスを筆頭に、以下のようなウイルスが原因となります。ウイルス性の場合は、基本的にはご自身の免疫力で治していくことになります。

  • アデノウイルス(プール熱などの原因)
  • EBウイルス(伝染性単核球症を引き起こす)
  • エンテロウイルス
  • インフルエンザウイルス

細菌による感染

細菌感染の場合は、抗生物質による治療が必要になります。特に注意が必要なのが「溶連菌(ようれんきん)」です。放置すると心臓や腎臓に悪影響を及ぼす合併症のリスクがあるため、確実な治療が求められます。

  • A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)
  • 肺炎球菌
  • 黄色ブドウ球菌
  • インフルエンザ菌(ウイルスとは別の細菌です)

誘因となる環境や体調

ウイルスや細菌が体内にあっても、必ず発症するわけではありません。発症のきっかけとなる要因には以下のようなものがあります。日頃から体調を整えることが予防につながります。

  • 過度な疲労や蓄積したストレス
  • 睡眠不足による免疫力の低下
  • のどの乾燥や気温の急激な変化
  • 喫煙や過度の飲酒によるのどへの刺激

急性扁桃炎の病気の種類について

扁桃炎と一口に言っても、炎症の広がり方や経過によっていくつかの種類に分類されます。それぞれの特徴を理解することで、適切な対応が可能になります。

急性単純性扁桃炎

扁桃の表面を中心に炎症が起こっている状態です。のどの赤みと痛みが主な症状で、早期に治療を開始すれば比較的短期間で快方に向かいます。多くはウイルス性ですが、細菌性が混在することもあります。

急性隠窩性扁桃炎(いんかせいへんとうえん)

扁桃の表面にある「隠窩」という小さなくぼみに細菌が繁殖し、白い膿が点状に付着するタイプです。単純性よりも症状が重くなる傾向があり、高熱が出やすくなります。強い倦怠感については「倦怠感」のページも参照してください。

偽膜性扁桃炎(ぎまくせいへんとうえん)

白い膿が扁桃全体を覆うように広がり、膜のようになっている状態です。EBウイルスなどの感染で見られることが多く、首のリンパ節が大きく腫れたり、肝臓や脾臓に影響が出たりすることもあります。慎重な経過観察が必要です。

扁桃周囲膿瘍(へんとうしゅういのうよう)

急性扁桃炎が悪化し、扁桃の周囲にまで膿が溜まってしまった状態です。非常に強い痛みで口が開けにくくなったり、のどが塞がって呼吸が苦しくなったりすることもあります。これは救急的な対応が必要な緊急性の高い状態です。不安な症状がある方は「急病けがの対応」のページをご確認ください。

急性扁桃炎の治療法について

よこやまファミリークリニックでの治療は、患者さんの症状の程度と、原因が細菌かウイルスかを見極めた上で行います。救急科専門医としての視点から、脱水や重症化のリスクを評価し、適した処置を組み合わせて提案します。

薬物療法

症状を緩和し、感染を抑えるための薬を処方します。細菌感染が疑われる場合には、原因菌に合わせた抗生物質を選択します。

  • 抗生物質・・細菌を退治するために使用します。途中で服用をやめると耐性菌ができたり再発したりするため、指示通り飲み切ることが大切です。
  • 解熱鎮痛薬・・アセトアミノフェンなどを使用し、熱を下げて痛みを和らげます。
  • トローチ・うがい薬・・のどの粘膜を直接殺菌・消毒し、炎症を鎮めます。
  • 漢方薬・・体質に合わせて、のどの腫れを抑える「駆風解毒湯」などを併用することもあります。

点滴治療

のどの痛みが激しく、水分や食事が十分に摂れない場合には、脱水を防ぐための点滴を行います。点滴によって直接水分や栄養、薬剤を体内に入れることで、体力の回復を早めることができます。伊東駅前の当院では、お忙しい方や症状がつらい方のために迅速に点滴が行える環境を整えています。

生活上のケア

医療機関での治療と並行して、ご自宅での静養も欠かせません。以下の点に気をつけて過ごしてください。食事の工夫については「食欲不振」のページも参考になります。

  • 刺激物を避け、ゼリーや冷やしたうどんなど喉ごしの良いものを摂る。
  • 加湿器などを使用して、のどの粘膜が乾燥しないように注意する。
  • こまめな水分補給を行い、高熱による脱水を防ぐ。
  • 無理をせず、睡眠を十分に摂って体を休める。

急性扁桃炎についてのよくある質問

Q1. 風邪薬を飲んでいれば自然に治りますか?

A1. ウイルス性であれば自然に治ることもありますが、細菌性が原因の場合は抗生物質を使わないと悪化したり、周囲に膿が溜まる「扁桃周囲膿瘍」に進行したりすることがあります。自己判断せず受診をお勧めします。

Q2. 溶連菌と言われましたが、いつまで休めばいいですか?

A2. 溶連菌感染症の場合、適切な抗生物質を飲み始めてから24時間が経過すれば、周囲への感染力は激減します。基本的には解熱し、全身状態が良くなれば登園・登校が可能ですが、主治医の判断を仰いでください。当院には小児科専門医も在籍しており、お子さんの再診判断も丁寧に行います。

Q3. 扁桃炎を繰り返すのですが、手術は必要ですか?

A3. 年間に4回から5回以上繰り返す「習慣性扁桃炎」の場合、手術で扁桃を摘出することが検討される場合があります。当院ではまず炎症を抑える治療を行い、その後の経過を見ながら、必要に応じて耳鼻咽喉科の専門施設をご紹介いたします。

Q4. 家族にうつりますか?

A4. 原因となる細菌やウイルスは、飛沫(ひまつ)や接触によって感染します。タオルの共有を避け、手洗いやうがいを徹底することで家族内での感染リスクを下げることができます。特に小さなお子さんがいるご家庭は注意が必要です。「小児科」のページもご参照ください。

院長より

「のどが痛いだけだから」と我慢してしまい、受診が遅れてしまう患者さんを多く見てきました。しかし、急性扁桃炎は急激に進行することがあり、時には呼吸を脅かすほど腫れ上がることもある病気です。私は救急科専門医として、多くの重症例を診てきた経験から、早期診断と早期治療がいかに大切かを痛感しています。

静岡県伊東市のよこやまファミリークリニックでは、救急科・内科・小児科の知見を融合し、迅速な迅速検査や必要に応じた点滴治療を行うことで、つらい症状を最小限に抑えるアプローチを行っています。特にお子さんの場合は、のどの痛みから水分が摂れなくなり、あっという間に脱水状態に陥ることもあります。当院には小児科専門医も在籍しており、お子さんの体調の変化にも柔軟に対応可能です。

伊東駅前という通いやすい立地で、地域の皆さんの「困った」にすぐに応えられる存在でありたいと考えています。つらいのどの痛みや高熱でお困りの際は、決して一人で抱え込まず、私たちを頼ってください。患者さんが一日でも早く笑顔で食事ができるよう、全力でサポートさせていただきます。

お困りの際は、「初診の方へ」のページをご覧いただき、安心してご来院ください。

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