嘔吐・下痢
静岡県伊東市の「よこやまファミリークリニック」では、お子さんから大人の方まで、急な嘔吐や下痢の症状に幅広く対応しています。JR伊東駅から徒歩1分という立地を活かし、急な体調不良の際もすぐにご相談いただける体制を整えています。私たちは救急科専門医や認定内科医、そして小児科専門医が在籍するクリニックとして、単なる胃腸炎の診断だけでなく、背後に隠れた重篤な疾患や、特に注意が必要な脱水症のリスクを慎重に見極めます。お子さんの場合は症状の進行が非常に早いため、ご家族の不安に寄り添い、丁寧な説明と適切な処置を心がけています。「夜中に急に吐き始めた」「下痢が止まらなくてぐったりしている」といった状況でも、どうぞ安心してお越しください。当院では患者さんの現在の状態を精密に評価し、点滴が必要か、家庭での経過観察が可能かを的確に判断します。地域のみなさんが安心して暮らせるよう、高度な救急医療の現場で培った経験を活かし、一人ひとりに適した医療を提供いたします。
嘔吐・下痢の原因
嘔吐や下痢といった消化器症状は、体の中に侵入した有害なものを外に出そうとする防御反応の一つです。その原因は多岐にわたり、ウイルスや細菌による感染症、食べ物の影響、さらには内臓以外の疾患が隠れていることもあります。伊東駅前の当院でも、多くの患者さんがこれらの症状で来院されますが、原因を特定することが適切な治療への第一歩となります。
感染性胃腸炎(ウイルス・細菌)
嘔吐や下痢の最も一般的な原因は、ウイルスや細菌による感染です。特に冬場はノロウイルスやロタウイルス、夏場はカンピロバクターやサルモネラといった細菌による食中毒がよく見られます。これらの病原体が腸の粘膜に炎症を引き起こすことで、激しい下痢や吐き気を誘発します。当院では周囲の流行状況や食事内容を詳しく伺い、原因を推測します。
食物アレルギーや消化不良
特定の食べ物を摂取した後に嘔吐や下痢が起こる場合、食物アレルギーの可能性を考慮する必要があります。特にお子さんの場合、新しい食材に挑戦した際や、体調が悪い時の食事内容が引き金になることがあります。当院では指先からの採血で30分から1時間程度で結果がわかるドロップスクリーン検査を導入しており、アレルギーが原因かどうかを迅速に調べることが可能です。
内科疾患以外の随伴症状
嘔吐の原因は胃腸だけにあるとは限りません。お子さんの場合は、中耳炎や尿路感染症といった胃腸以外の炎症に伴って吐き気が出ることがよくあります。また、大人の方では心筋梗塞などの循環器疾患や、頭蓋内の圧力が上がるような脳外科的な疾患でも嘔吐が見られることがあります。当院では救急科専門医の視点から、見逃してはならない重篤なサインがないかを全身くまなく確認します。
嘔吐・下痢によって引き起こされる病気
「たかが下痢、されど下痢」という言葉があるように、放置することで深刻な事態を招くことがあります。特に体内の水分量が少ない乳幼児や高齢者の方は、短時間の嘔吐や下痢でも体調が急激に悪化するリスクをはらんでいます。どのような二次的な病気や状態に注意すべきか、以下にまとめました。
重度の脱水症
繰り返す嘔吐や下痢によって、体内の水分と塩分(電解質)が失われた状態です。尿の回数が減る、口の中が乾く、泣いても涙が出ない、皮膚に張りがないといった症状が現れます。重症化すると意識がぼんやりしたり、血圧が下がったりする危険性があるため、早期に適切な水分補給や点滴治療を行うことが不可欠です。脱水症状の詳細は「意識がぼんやり・ぼうっとしている」のページも参考にしてください。
電解質異常
水分だけでなく、ナトリウムやカリウムなどの電解質のバランスが崩れることで、全身のだるさや筋肉のけいれん、場合によっては不整脈を引き起こすことがあります。市販の真水だけを飲ませすぎると、体内の塩分濃度がさらに薄まって「水中毒」という状態になることもあるため、経口補水液などのバランスの取れた飲料の摂取が推奨されます。
低血糖症
嘔吐が続いて食事が摂れない状態が長く続くと、体内のエネルギー源である糖分が枯渇し、低血糖に陥ることがあります。特にお子さんは肝臓に蓄えられる糖の量が少ないため、低血糖になりやすく、元気がなくなったり、ひどい場合にはけいれんを起こしたりすることもあります。ぐったりして呼びかけに反応が薄い場合は、すぐに診察を受ける必要があります。
嘔吐・下痢の処置や治療法
よこやまファミリークリニックでの治療の柱は、脱水の予防と症状の緩和です。無理に下痢を止めるのではなく、原因となる病原体を体の外へ出しつつ、体力が消耗しないようサポートする方針をとっています。患者さんの年齢や症状の重さに応じて、以下のようなアプローチを行います。
医療機関での処置
症状が強く、口から十分に水分が摂れない場合には、医療機関での処置が必要になります。当院では以下のような対応を行っています。
- 点滴治療・・血管から直接、水分や電解質、糖分を補給します。即効性があり、脱水状態からの回復を助けます。
- 薬物療法・・吐き気が強い場合には、吐き気止め(内服薬や坐薬)を使用します。下痢止めは、原因によっては病状を長引かせる可能性があるため、慎重に使用を検討します。
- 整腸剤の処方・・腸内細菌のバランスを整え、便の状態を改善させるために処方します。
家庭での水分補給のコツ
ご家庭でのケアで最も重要なのは「少しずつ、こまめに」水分を摂らせることです。吐いた直後は胃の動きが止まっているため、すぐに飲ませると再び嘔吐してしまいます。目安として、最後に吐いてから30分から1時間ほどは胃を休ませ、その後、小さじ1杯(5ml程度)の経口補水液を5分おきに与えることから始めましょう。これを30分ほど続けて吐かなければ、少しずつ量を増やしていきます。
食事の再開について
吐き気が落ち着き、水分がしっかり摂れるようになったら食事を再開します。最初は無理をせず、おかゆやうどん、すりおろしたリンゴなど、脂肪分が少なくて消化に良いものから始めましょう。下痢が続いている間は、牛乳や乳製品、果汁などの糖分が多い飲み物は下痢を悪化させることがあるため、控えるのが賢明です。詳しい食事指導については、診察時に個別にアドバイスいたします。
急な嘔吐や下痢についての詳細は「急性胃腸炎(嘔吐・下痢)」のページでも解説しています。
嘔吐・下痢についてのよくある質問
Q1. 吐いた後、すぐに水分を飲ませてもいいですか?
A1. 吐いた直後は胃が過敏になっており、水分を入れても再び吐いてしまうことが多いです。まずは30分から1時間ほど胃を休ませ、落ち着いてから経口補水液を少量ずつ(5ml程度から)試してみてください。
Q2. 下痢止めは飲ませたほうがいいでしょうか?
A2. ウイルスや細菌が原因の場合、下痢は悪いものを外に出そうとする体の反応です。安易に止めてしまうと毒素が体に残り、かえって病状を悪化させることがあります。自己判断で市販の下痢止めを使わず、医師に相談することをお勧めします。
Q3. 受診すべきタイミングの目安を教えてください?
A3. 尿が半日以上出ていない、目が落ち窪んでいる、ぐったりして活気がない、血便が出ている、激しい腹痛を伴うといった場合は、すぐに受診してください。当院は伊東駅前から徒歩1分ですので、迷われたら早めにご相談ください。
Q4. 家族にうつさないための対策はありますか?
A4. 吐物や便には多くのウイルスが含まれています。処理をする際は使い捨て手袋やマスクを着用し、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で消毒するのが有効です。アルコール消毒だけでは効かないウイルスも多いため、手洗いの徹底が基本となります。
院長より
嘔吐や下痢は、お子さんを持つ親御さんにとって非常に不安な症状だと思います。私自身、救急科専門医として多くの急性疾患を診てきましたが、最も大切なのは重症なサインを見逃さない精密な観察眼です。当院には小児科専門医も在籍しており、救急と小児科の両面から、お子さんの「いつもと違う」というサインを逃さずキャッチします。また、伊東市という地域柄、観光で訪れた方が急に体調を崩されるケースも多いですが、JR伊東駅前という便利な立地で、どなたでも快く受け入れられる体制を整えています。駐車場補助もございますので、お車の方もご安心ください。「こんなことで受診してもいいのかな」とためらう必要はありません。救急のプロとして、そして地域のファミリークリニックとして、私たちは全力でみなさんの健康をサポートします。急な体調不良の際は、どうぞ安心してお立ち寄りください。
お困りの際は「小児科」のページや「急病けがの対応」のページも併せてご覧ください。
