咳・鼻水
お子さんから大人まで、日常的に多くの方が経験する症状が咳や鼻水です。伊東市の「よこやまファミリークリニック」では、こうしたありふれた症状の裏に隠れているかもしれない重大な病気を見逃さないよう、丁寧な診察を心がけています。咳や鼻水は体に入り込もうとするウイルスや細菌を追い出そうとする大切な防御反応ですが、長引く場合は体力を消耗させ、睡眠不足や食欲低下の原因にもなります。当院はJR伊東駅から徒歩1分という立地にあり、救急科専門医としての経験を活かした素早い判断と、小児科専門医による細やかな診療の両立を目指しています。ご家族全員の健康を守るパートナーとして、急な体調不良時にも安心して足を運んでいただける環境を整えております。
咳・鼻水の原因
咳や鼻水が出る理由は多岐にわたりますが、多くは体内の免疫システムが異物に対して反応している状態です。ここでは臨床現場でよく見られる主な原因について詳しく解説いたします。
ウイルスや細菌による感染症
風邪(上気道炎)を引き起こすウイルスが鼻やのどの粘膜に付着することで、炎症が起こります。体はこれらを洗い流そうとして鼻水を出したり、外へ弾き出そうとして咳を発生させたりします。特に小さなお子さんの場合は、免疫が未熟なためウイルス感染を繰り返しやすく、一年のうちに何度もこうした症状を経験することがあります。
アレルギー反応
花粉やハウスダスト、ダニなどの特定の物質(アレルゲン)に対して体が過剰に反応することが原因です。季節性のものだけでなく、一年を通して症状が続くケースもあります。当院では、指先からのわずかな採血で、即日結果がわかる先進的なアレルギー検査「ドロップスクリーン」を導入しており、原因を早期に特定することが可能です。
アレルギーに関する詳細な情報は「アレルギー科」のページを参照してください。
空気の乾燥や寒暖差
空気の乾燥はのどや鼻の粘膜を傷つけ、刺激に対して敏感な状態を作ります。また、季節の変わり目など急激な温度変化(寒暖差)によって自律神経が乱れ、鼻水が出やすくなる「血管運動性鼻炎」という状態もあります。特に冬場やエアコンの使用時には、部屋の湿度管理が重要となります。
咳・鼻水によって引き起こされる病気
単なる鼻水や咳だと思って放置していると、周囲の組織へ炎症が広がり、別の病気を併発することがあります。特に以下の病気には注意が必要です。
気管支炎・肺炎
ウイルスや細菌の炎症がのどの奥、さらに下の気管支や肺まで達した状態です。咳が激しくなり、呼吸時にゼーゼー、ヒューヒューという音が混じったり、高熱が出たりすることもあります。重症化すると入院が必要になることもあるため、早期診断が欠かせません。
詳しい症状については「気管支炎・肺炎」のページを参照してください。
小児喘息
気道に慢性的な炎症があり、わずかな刺激で気道が狭くなってしまう病気です。夜間や早朝に咳がひどくなるのが特徴で、放置すると発作を繰り返すようになります。適切な治療と環境整備を行うことで、症状を落ち着かせる「寛解(かんかい)」の状態を目指すことができます。
お子さんの喘息については「小児喘息」のページを参照してください。
急性中耳炎
鼻の奥と耳をつなぐ「耳管」という管を通じて、鼻水のなかの細菌やウイルスが耳に入り込むことで起こります。小さなお子さんは耳管が短く水平に近いため、非常に中耳炎になりやすい傾向があります。鼻水が続いているときに耳を痛がったり、不機嫌になったりした場合は注意してください。
耳のトラブルについては「急性中耳炎」のページを参照してください。
副鼻腔炎(ちくのう症)
鼻の周りにある空洞(副鼻腔)に炎症が起き、膿がたまる病気です。鼻づまりや、黄色っぽいドロっとした鼻水が続き、顔の痛みや頭重感を感じることもあります。鼻水がのどの方へ流れる「後鼻漏(こうびろう)」が咳を誘発しているケースも少なくありません。
咳・鼻水の処置や治療法
よこやまファミリークリニックでは、患者さんの年齢やライフスタイル、症状の強さに合わせた治療を提案しています。無理に症状を抑え込むのではなく、体が回復する手助けをすることが基本となります。
薬物療法
症状を和らげるための対症療法を中心に行います。細菌感染が強く疑われる場合には適切な抗菌薬を選択しますが、ウイルス性の場合は症状を緩和するお薬を処方します。
- 去痰薬(たんを出しやすくする薬)・・絡まった痰を柔らかくして排出を促します
- 鎮咳薬(咳止め)・・夜眠れないほど激しい咳の場合に慎重に使用します
- 抗ヒスタミン薬・・アレルギーによる鼻水やくしゃみを抑制します
- 吸入薬・・気道の炎症を抑え、呼吸を楽にします
ドロップスクリーンによるアレルギー検査
当院では、41項目のアレルゲンを一度に調べることができるドロップスクリーンを導入しています。指先から一滴の血液を採取するだけなので、注射が苦手なお子さんでも負担が少なく検査を受けられます。検査結果が約30分で判明するため、その日のうちに治療方針を決定できるのが大きなメリットです。
鼻吸引と洗浄
特に自分で鼻をかむことができない乳幼児にとって、鼻吸引は非常に有効な処置です。鼻水を取り除くことで呼吸が楽になり、中耳炎の予防にもつながります。当院では鼻吸引の処置を行うとともに、ご家庭での電動吸引器の使い方のコツなどもアドバイスしています。
家庭でのケア指導
お薬の服用以外に、ご自宅でできるケアも重要です。
- 室内の加湿・・湿度50から60パーセントを目安に保ち、粘膜の乾燥を防ぎます
- こまめな水分補給・・喉を潤し、痰の排出を助けます
- 体位の工夫・・寝る時に上体を少し高くすると、鼻づまりによる息苦しさが軽減します
- 栄養バランスの良い食事・・免疫力を高めるための基盤を作ります
咳・鼻水についてのよくある質問
Q1.鼻水が透明なら受診しなくても大丈夫ですか?
A1.透明な鼻水であっても、量が多くて眠れなかったり、鼻づまりで母乳やミルクが飲めなかったりする場合は受診を検討してください。また、透明な鼻水がアレルギー性鼻炎のサインであることもあります。日常生活に支障が出ている場合は、早めにご相談いただくのが安心です。
Q2.夜だけ咳がひどくなるのはなぜですか?
A2.夜間は副交感神経が優位になり、気道が狭くなりやすいため咳が出やすくなります。また、布団に入ると体が温まったり、鼻水がのどに垂れ込んだりすることも刺激になります。長引く夜間の咳は喘息の可能性も考えられるため、詳しいお話をお聞かせください。
Q3.保育園に通っていますが、鼻水が出ていても預けて良いですか?
A3.発熱がなく、元気で食欲もあり、機嫌が良いのであれば登園可能な場合が多いです。ただし、咳がひどくて他のお子さんの活動の妨げになる場合や、感染力の強い病気が疑われる場合はお休みが必要になります。判断に迷う際はお気軽にご相談ください。
Q4.市販の咳止めや鼻炎薬を使っても良いですか?
A4.一時的な使用は可能ですが、原因に合わない薬を使い続けると、かえって症状を長引かせたり、重大な疾患の発見が遅れたりするリスクがあります。特に小さなお子さんの場合は、年齢制限や成分の重複に注意が必要ですので、医療機関で処方されたお薬を使用することをお勧めします。
院長より
よこやまファミリークリニックのホームページをご覧いただきありがとうございます。私はこれまで、救急科専門医および認定内科医として、重症から軽症まで数多くの患者さんの診察にあたってきました。咳や鼻水は一見すると軽い症状に見えますが、患者さんご本人にとっては非常に辛いものです。また、保護者の方々にとっても「いつ治るのだろう」「このまま様子を見ていいのだろうか」という不安は尽きないことでしょう。当院には小児科専門医も在籍しており、お子さま特有の疾患に対しても専門的な視点から柔軟に対応しています。伊東駅前という便利な場所にありますので、お買い物のついでや、お仕事・学校帰りにもお立ち寄りください。駐車場補助もございますので、お車の方も安心です。「ちょっと喉がイガイガする」「鼻水が止まらない」といった初期の段階で、どうぞお気軽に当院を頼ってください。地域の皆さんが健やかな毎日を過ごせるよう、全力を尽くしてまいります。
受診をご検討の方は「初診の方へ」のページもあわせてご確認ください。
